PPC広告をしよう
PPC広告とは「Pay Per Click」の略で、広告がクリックされるたびに
費用が発生するシステムをいいます。
リスティング広告ともいいます。
具体的にはGoogleなどの検索エンジンで、登録したキーワードが
検索されると、そのキーワードまたはそのキーワードに類似したものが
検索された際、画面の上部または右部に登録したサイトが
表示されるという広告手段です。
検索エンジン以外にはGoogleが運営するyoutubeなどでも
表示されます。
PPC広告は入札制です。
入札制とは、PPC広告に登録する際あらかじめ
入札単価(1クリック当たりの上限単価)を登録する
必要があり、入札単価に応じて検索順位や費用が
決定します。
代表的なPPC広告としてGoogleアドワーズ
Yahooオーバーチュアなどがあります。
特定のキーワードに対し複数のサイトがPPC登録をしている場合
特定のキーワードに対し複数のサイトがPPC登録を
している場合は、広告ランクが高い順に上位表示されます。
広告ランクとは
「入札単価」
+「品質スコア(広告の関連性、サイトの利便性など)」
+「広告表示(住所等の記載)等」
に基づく指標で、順位の決定は必ずしも入札単価順では
ありません。
費用の仕組み
費用は、クリックが行われた際、クリックされたサイトの
入札単価が一つ下のサイトの入札単価+1円が発生します。
例えば、
Aサイト 入札単価100円
Bサイト 入札単価50円
Cサイト 入札単価20円
この場合、サイトの掲載順位は概ね入札単価順で
上からA、B、Cです。
そしてAがクリックされた場合、費用はAサイトより
入札単価が一つ下であるBサイトの
入札単価50円+1円=51円となります。
Bがクリックされた場合、費用はBサイトより
入札単価が一つ下であるCサイトの
入札単価20円+1円=21円となります。
入札単価は1クリック1円から登録可能ですが
登録サイトが広告掲載枠より多い場合
入札単価の低いサイトは検索しても掲載枠から
漏れてしまい表示されない可能性があります。
人気のキーワードは100円を超えるケースも
ざらにあります。
PPC広告のメリット
PPC広告なしで検索エンジンで上位表示されるには
SEOについての多くの知識と努力と運が必要です。
労せず、しかも素早く検索エンジンで上位表示される
というのがPPC広告の唯一にして最大のメリットです。
PPC広告のデメリット
PPC広告には費用がかかります。
当然、広告料金より収入額が多くないとPPC広告を
する意味がありません。
PPC広告で集客できたとしても、単価が高すぎたり
集客層を見誤ってしまうと赤字にもなりえます。
これについては次の「PPC広告のコツ」で詳しく
ご説明致します。
PPC広告のコツ
PPC広告はキーワードと入札単価が全てです。
アドワーズであれば、狙いはボリュームが多く
競合性が低いキーワードです。
(「サイト名を決めよう」のEを参照)
まずキーワードについてですが、人気のキーワードは
集客も期待できますが単価が高いものが多く
ハイリスクハイリターンです。
おすすめはキーワードになにか付け加えるということです。
例えば「酒」ではなく「日本酒」や「おすすめ日本酒」などです。
ものによっては「品川 ○○」など地域をつけて絞るのもありです。
単価を抑えつつ、よりターゲットを絞るのが狙いです。
ここでの注意点は、集客するだけではなくサイトを通して
買ってもらうことを忘れてはいけないということです。
例えばキーワードに「○○レビュー」などを入れると
この検索結果での来訪者はサイトのレビューを見たいだけで
購買欲の低い来訪者であるケースが多いです。
これでは集客ができたとしても収入に繋がりません。
検索する側にたって、慎重にキーワードを見極めることが
大切です。
次に入札単価についてですが、安くて10円
高くても100円までにしておくことをおすすめします。
入札単価が100円を超えるような場合
キーワードの見直しをした方がよいでしょう。
クリック被害について
短時間で同じ人(PC)が連続でクリックすると
課金されない仕組みになっています。
とはいえ手の込んだ同業者などからのクリック被害は
実際に問題になっています。
対策としては、そのクリック先を特定し
アクセス禁止にすることです。
有料ですがエックスガードなどが便利です。
泣き寝入りせず、対策をしましょう。